4月9日 Message from Fr.Kim

聖木曜日(ヨハネ13・1~15)

今日は主の最後の晩餐。聖木曜日です。私たちは、一年の中で最も重要な時期に入っています。イエス様は神様の御言葉を伝えられた宣教のわざをを終える時期になりました。しかし、使命を任せるにはまだ弟子たちは頼りになりません。そして、一人は裏切るまで計画することを知っておられるのに、父の計画だから避けることはできませんでした。だから、何で自分の意志を弟子たちに伝えようか悩んでたイエス様は、今までされたように、愛と謙虚の姿を見せてくださいました。それは食事の間に、弟子たちの足を洗ってくださったことです。言葉だけで、あるいはするふりをしたら誰も従って来れないからです。

イエス様が弟子たちの前でひれ伏しました。それは単に形式的な姿ではありません。本気で出た仕える姿勢でした。師ではなく、友、いいえ。奴隷として彼らを洗われました。それは彼らを愛し、仕える事です。なぜかというと弟子たちはみんな、もっと高いところを期待してしまったのです。イエス様は彼らに、謙遜な姿勢で仕えることを見せながら教えられました。それが、父である神様の意志であり、栄光に至る道です。その後、イエス様は、もう一つ、弟子たちに分かち合いの模範を示してくださいました。愛する人には何でもあげたいです。条件はなにも必要ではありません。だから、イエス様は自分の体と血を弟子たちに、さらに私たちに食べ物としてくださいました。体と血は命を意味します。つまり、イエス様のすべてを与えてくださることです。イエス様はこのように聖体の秘跡を定められ、御聖体を分かち合っている私たちが一つになれるようにされました。だから、私たちは永遠の命のために御聖体を受けなければなりません。イエス様の御聖体を受けるたびに、私たちは真の生命にますます近づくことになります。こんな大切な御聖体を受けられない今の時期。今まで受けた御聖体の味わいを思い出しながらイエス様と一致してみてください。そして、本当に神様と一つになる日まで、この聖体の神秘に絶えず参加して深い愛の分かち合いを体験することが出来ますようにお祈りしながら努力しましょう。