4月19日 Message from Fr.Kim
復活第2主(ヨハネ20・19~31)
今日、イエス様は復活されて、弟子たちの前で現れました。そして、おっしゃった最初の一言は“あなたがたに平和があるように”でした。自分自身を裏切った弟子たち、神様ではなくイスラエルの人々に恐怖を抱いていた弟子たちに向かって叱られることがまずあると思ったのに、予想していなかった平和の挨拶をされました。弟子たちが扉を閉めてカギをかけていたのは、じつは家の門だけでなく、心の扉まで閉めていることだと思います。
しばらく、この時の弟子たちの顔を考えてみてください。
イエス様が復活されたのに喜んでいない様子を見た、イエス様は、平和の挨拶を先にしてくださいます。
ところが、イエス様は再び平和の挨拶をされます。そして八日の後に現れた時にも平和の挨拶をされました。不安を抱いている弟子たちを慰める方であることを示してくださいました。一回だけ、私たちを守ってくださって助けてくださるのではなく何回も守り助けてくださる方であることを示してくださるのです。神の慈しみを分かることができる部分です。従ってこの大きな慈悲に感謝する日がまさに今日復活第2週、神の慈しみの主日です。
この神の慈しみを体験した人は、どうすればいいでしょうか?
イエス様は聖霊を送りながら嬉しい福音を伝える任務で弟子たちを派遣されます。こいうことを思い出しながら、私たちもイエス様の使命を喜んで世界へ伝えることが出来る使徒にならなければなりません。もちろん、2000年前、弟子たちのように直接、イエス様の復活を体験したことではないので信じられませんと言う人がいるかもしれません。しかし、こいう時には使徒トマスにおっしゃった言葉を思い出しながら覚えなければなりません。
“私を見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。”
イエス様に強い信仰を持って、喜んで今の時期を過ごさなければなりません。この姿だけでも世の中に神様の良い福音を伝えるために役に立つことが出来ると思います。